「すんごく気に入ってるので、この店だけは紹介したくない!」
心の狭い発言である。だが誰しもそんな本音を隠してご近所のグルメ情報を書いているはずだ。そう、お気に入りの店が長蛇の列をなして「自分だけの場所」じゃなくなってしまうのは惜しい。あまりにも惜しい。
だが今回、私が最も愛する森下のカレー屋を紹介しよう
なぜか?それは私がこの店を心の底から愛し応援しているからである。座席数的に多少客が増えても差し支えないというのもある(心が狭い)。
では、満を持してご紹介しよう!
清澄通り沿いのカレーショップギータである。
正直「なんか、ごちゃごちゃした外観だなあ」と思ったであろう。かくいう私も思った。そしてかなり入りづらい。だが、その美味しさと居心地の良さは、病みつきになるものがある。
ただし!注文の仕方にはコツがある。
なんとなくお得そうなランチメニューやディナーセット等を注文して、「普通に美味しいインドカレー屋だったね」となるのは中級である。今回、ギータの真の素晴らしさを実感できる、とっておき上級メニュー4つをご紹介する。
注文すべきメニュー1:マンゴーラッシー
お分かりいただけるであろう。私がすでに一口飲んでしまった後に、あわてて写真撮影をしているというのが。
そう、現代写真病に取り憑かれた私が撮影を忘れるほどに美味しいのだ。だが、まだこれは序章である。
注文すべきメニュー2:単品のカレー
セットではなく、単品のカレーを注文しよう(理由は後ほど述べる)。
かなり量があるので、一人一つで十分である。チキンバターカレーとほうれん草シーフードカレーがおすすめだが、別に何を選んでも本当に美味しいので心配いらない。
10辛まであり、私はいつも2辛を選んでいる。
チキンスープが付いてくる
これがまた大変美味。どうやって作ってるんだろう?と思うのだが、思うだけである。家でこのスープやカレーの味を再現するよりも、ギータに訪れた方が早くて美味しい。これは、料理が得意でない人の典型的な思考回路である。
ビールを頼むとおつまみが付いてくる
私はマンゴーラッシーを注文したが、夫は生ビールを注文したのでおつまみも付いてきた。毎回付いてきていたのかよく覚えていないのだが(適当)。
ではいよいよ本題に移ろう。
注文すべきメニュー3:チーズナン!
何を隠そう、今日のお題はコレである。ランチセットやディナーセットの場合、付いてくるのは普通のナンであり、15時までナンがお代わりし放題なので、つられて通常ナンに流れてしまう人が殆どである(私調べ)。
だが皆さん、チーズナンを頼まなければならない。
普通のナンも美味しいが、やはりギータに来たからには、こうである。
香ばしく柔らかいナンの生地から、とろけるチーズ。仄かに甘い香り。そしてカレーとの相性が絶妙。必ずやリピートしたくなる一品なのである。
食べきれないナンはお持ち帰りで包んでくれます
チーズナンは500円で1枚(4きれ)出てくるが、私は2切れも食べるとかなり満腹になってしまう。けっこうよく食べる方なので、女性はだいたいこんな感じかもしれない。お店のインド人ご夫婦はとても親切で、食べきれないと「お土産?」と聞いてくれる。残したくないので、包んでもらえるのは本当にありがたい!
注文すべきメニュー4:ネパール餃子「モモ」
これは2人以上で訪れ、「カレーとナンの他にもう一品何か食べてみたい!」という方向けの番外編メニューである。ぎっしりと実が詰まっていて、ソースとの相性も最高の一品といえよう。
お店の人がとってもいい!
一度行ってみればわかるのだが、お店のインド人ご夫婦、とても朗らかでいい人たちである。典型的インド美人の奥さんは高橋の交差点でよくチラシを配っている。目がクリクリの可愛い子どもたちが、夜になると二階から晩御飯を食べに降りてくる。
下町で愛されるカレー屋さん
この間も初来店のお兄さんたちが「美味しかったです!また来ます!」と満足げにお店の人に声をかけていたので、やはり応援したくなる何かがあるのだと思う。私はそんな店の風景をひとり見守りながら、「あのお兄さんたちにもチーズナンをお勧めしたい・・・!」とモドカシイ気持ちであったことをここに告白しよう。
カレーショップギータのまとめ
注文すべきメニューをまとめておく。
- マンゴーラッシー
- 単品のカレー
- チーズナン
- ネパール餃子モモ(胃袋に余裕があれば)
ちなみに、場所などの基本情報は食べログを。
おまけ:28歳大人のデートコース@森下・清澄白河
さて、私たち夫婦はギータで膨らんだお腹をさすりながら、「のらくろーど」へ。目的地は、昭和なおもちゃ屋さんである。
なんとかOZmagazine風おしゃれ写真に見せようとするが、被写体が下町感120%なので困難を極めている。
10円で遊べるゲームに没頭。
自分でレバーを、
放つ。
財布の10円玉をかき集め、手動のゲームにハマる28歳男女。
おしゃれなヴィンテージマンションを見つける
通りがかりに看板を見つけたので、小名木川沿いのヴィンテージマンション「秀和森下町レジデンス」のオープンルームを見に行く。写真は、マンションの入り口のタイルである。
すごく可愛い。レトロで、こういうの大好きである。私は古い建物がたまらないタイプなので、このヴィンテージマンションがすごく気に入った。だが問題があった。私たちには貯金がないということである。
「あんなマンション住んでみたいね」と話しながら、小名木川沿いのベンチに座る。
商店街の昭和ゲーム10円×6回で、28歳男女の川沿いロマンチックデートは終了した。(完)
確かに。無理して映画見たりテーマパークに行かなくてもいいからね。歳をとると与えられる新しい自由もある(ほんとか?)
まあ、私たち夫婦の休日の過ごし方なんて(かなり)どうでもいい話である。読者の皆さん、ぜひギータでチーズナンを味わってみてください。
*・*・*
ちなみに、こんなに熱く語っているが別に回し者ではない。誰に頼まれたわけでもなく、深夜に勝手に書いているエントリである。
緑くん、ほっといてください。
清澄白河カフェ日記、いろいろ書いてます。
お散歩日記もあるよ。
Sweet+++ tea time
ayako