美しいホテル「サンライズ・ニャチャン」を満喫したよ / ベトナム・ニャチャン旅行記3

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初めての国で迎える、初めての朝。
夏の光のどこまでも自由な輝き。

目覚めて、バルコニーの向こうに広がる美しい水色に思わずため息をついた私だった!

ベトナム・ニャチャン旅行記は第三話、二日目のお話です。

ちなみに、第二話はこちら。

sweeteatime.hatenablog.com

 ニャチャンについては情報が少なくて、いったいどのホテルがいいのかさっぱり、決めるのが難しかった。

エクスペディア で評価の高い順にホテルを並べて、彼が「評価が星5つだからここにしよう」と提案したホテルも、よくみると評価したひとがたった一人しかいなかったり(その人の評価が星5つなのである)。

せっかくの夏休みの旅行、素敵なホテルに泊まりたいなぁ!と思って、少なすぎる情報を頼りに選んだサンライズ ニャチャン ビーチ ホテル & スパ。

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白を基調とした、とても素敵なホテルだった。

冒頭に戻るが、朝めざめてバルコニーに出て、感動してすぐに一眼レフを取りに部屋に戻ったほど。

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空の水色と海の水色と、オレンジ色の屋根のコントラスト。

ニャチャンに旅行してみたい!と思う人の参考になるような有益な何かが書けたらいいなぁと最初は思っていたのだが、せっかくなら役に立つことより役に立たないことを書いてみよう。なんて開き直ってしまう私。

ホテルの綺麗な写真をたくさん撮って来たので、今日はその紹介と、旅について私が思っていることを。

大学生の頃、とっても好きだった本がある。

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

沢木耕太郎の深夜特急シリーズ。
香港・マカオから始まって第六巻のロンドンまで、夢中で読み進めた19歳の頃をとても懐かしく思い出す。

読んだときの一番の発見は

「世の中には、観光ではない旅があるんだ!」

これに尽きる。

衝撃を受けて、観光地をだらだらあるいは忙しなく回るパッケージ旅行やザ・観光旅行とは違う、なんだかすごく「高尚の旅」というものが存在するんだ・・・そんなふうに受け取ったが懐かしい。

それから、世の中の「海外に行く」の種類には「バックパッカー」というジャンルがあり、ボランティア的な海外渡航があり、留学やワーキングホリデイというシステムがあること。遅いような気がするが、20代に突入したばかりの私はそういうものをようやく知り、そしてまた憧れたのである。

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外国語の勉強に夢中だった私は、大学時代、何度か自分の勉強中の言語の国に1か月の短期留学をしたりした。その頃の私はなんとなく観光旅行とは距離を置きたくて、ましてリゾートに行きたい人の気持ちはまったく理解できなかったのである。

大学一年生の冬。

一か月、北京に語学留学に行かせてもらった。北京語言大学で中国語の授業を受けていたのだが、そこで「ライター」と名乗る年配の日本人女性に出合った。半年の短期留学中も北京から日本に原稿を送っているらしかった。

たくさんのアジアの国を旅した経験があって、それを文字におこしている。なんてカッコイイんだろう!と20歳の私は感激した。

その方も交えて西安に旅行したとき。
日本語のできる中国人のガイドさんに、その「ライター」の女性は建物の由来やら歴史やらをすごく熱心に聞いていた。

「う~ん、こういうストーリーとして書きたいんだけど」とため息をつきながら、自分の書きたいストーリーに合う何かを探して、日本語がそこまで得意ではない若いガイドさんに何度も質問している。

またその西安旅行の途中で。
その「ライター」の女性がたくさんのアジアの国々に滞在したときの刺激的な話を興味津々で聞いていたら。
「でもあたし、実はハワイには未だに行ったことがないの」
というような一言が、さりげなく、挟まれた。

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それから大学を卒業して、会社で三年間働いたり結婚したり、20歳から7年の時が流れて今、私は、深く考えないお楽しみ旅行がとても好きなのである。

 

「高尚じゃない旅」の楽しさを知って、またひとつ自由なった気分だ。


ガイドブックで一生懸命予習して、有名な観光地を、ワクワクしながら友達と回るのもいい。

初めての外国で、言葉もわからなくて、ツアーガイドさんと一緒に緊張しながらぞろぞろと歩いて異国の風景を見てもいい。

瀟洒なホテルがあって、素晴らしいホテルのサービスがあって、びっくりするくらい綺麗な海やプールを味わいにくる。ゴージャスもまたいい。

実際私はベトナムに興味がなかったけれど、そんなリゾート目的で訪れて、ベトナムをもっと知りたくなってしまった。

美しいホテル、サンライズニャチャン。

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もちろん刺激的な海外放浪記は読むのも聞くのもとっても楽しい!

ただ、私は危険と隣り合わせみたいな旅もできないし、今回だって、現地の人と濃密に交流するわけでもなく、その国の歴史や言語を深く学んでから訪れるわけじゃない。

綺麗な景色や魅力的な異国の風景と、「楽しい夏休み」を求めて飛行機に乗る・・・とてもライトな「旅行者」である。

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円形のプールから眺めた、白くそびえる美しいホテル。

人と違ってもいいし、みんなと同じような旅でもいい。
波乱万丈でもいいし、平凡(平和)な人生でもいい。

旅も暮らしも、自由にのびのび行きたいものだ。

 

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どちらにしたって、本当に誰かと「同じ」旅や人生なんて、一つとしてありはしないのだから。

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みどり君の頼もしい一言で締めくくる、私の平凡(平和)なベトナム・ニャチャン旅行記、第3話でした!

▽ニャチャン旅行記は第4話へ続く▽

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ayako